ただ私がそんな中で一番印象的だったシーンがパレスチナの人々の歓喜する映像です。大惨事に歓喜するなんてなんて非人道的な人種なんだとか言った非難が飛び交っていますが、私にはそうは思えないのです。私らのように平和な日常を過ごしている者にとって地獄と呼べるこの大惨事も、戦渦の中で明日の命もわからない生活を送る彼らにとってこれは狂気でもなんでもなく紛れも無い現実なのです。この不幸が敵国(同然)のことだとすれば喜んで当たり前です。 ただこの歓喜を納得できても、その純粋無垢な目で喜ぶ光景はやはり異常です。これを見ていると戦争そのものが狂気なんだなぁと感じました。
私はビルが倒壊したシーンよりなにより大統領のテレビ演説の方が恐かったです。これからの軍事国アメリカの報復を想像するとぞっとします。もし対国の戦争につながればこれの何倍もの惨劇を産むことになるんでしょう。いつまで憎しみが憎しみを呼ぶ時代が続くのでしょうか。
こんな右や左の意見がテレビなどの報道でも飛び交っていますが、今はまだそのときではないと思います。そんな不毛な論争はただただ角が立つだけです。今はただ可能性のある命の救出と生存者の確認にだけ専念して余計なことは言わないほうがいいと思います。見ててむかつくだけです。見なきゃいいんだけどさ。
犠牲者の方々にお悔やみ申し上げます。(2001.9)
後日談
今更ですが、その後わかったことはあの狂喜乱舞の映像はあれ、ガセだったんだそうです。なんでも湾岸戦争の頃の映像を流したんだとかで。CNNが普通に流したから日本のメディア達もなんの疑問も感じず流したんでしょうね。情報って恐い。湾岸戦争ん時の石油流しもアメリカの自作自演だった話もあるし。というわけで私の文章は何の意味もないものになりました。(2001.10.2)